支え合う
ご縁から生まれた
曹洞宗大本山總持寺
御用達ワイン
石川県輪島市、門前町。海と里山に囲まれた能登半島・西海岸沿いのちいさな町に、ハイディワイナリーは、ぶどう畑と醸造所を構えています。2012年春にゼロから畑を開墾し、ようやく1年が過ぎた2013年3月。北陸の長い冬が続くなかで、新たに1000本の苗木を植樹することとなった私たち兄妹は、芽吹きの季節が迫るタイムリミットの中でなかなか終わりの見えない作業に悪戦苦闘していました。そんなとき、曹洞宗總持寺祖院の僧侶の方々が快く苗植えのお手伝いを引き受けてくださったことがすべての始まりです。『輪島市門前町』という地元のご縁が繋がったことにより、約20名の僧侶の皆様と共に無事1000本の苗木を植樹。そのような活動をきっかけに、曹洞宗大本山總持寺より正式に『相承』というロゴを刻んだオリジナルワインの製造依頼を受けることとなります。

2015年には横浜市鶴見区にある曹洞宗大本山總持寺より『相承ワイン』が御用達の称号を受けるなど、とても深いお付き合いをさせて頂いています。2017年9月には、共に1000本植樹したメルローが初収穫を迎え、私たちの手でていねいに醸し、熟成。2018年8月よりリリースする運びとなりました。700年という歴史を持つ總持寺祖院がワインという新しい文化を受け入れ、次の世代の産業をこの門前町で一緒に育んでいく。畑は違えど、お寺もワイナリーも土地を想う気持ちは同じ。そんな中生まれた『相承ワイン』は、これから長いスパンをかけどう進化していくのか。そんな未来に思いを馳せながら、是非ワインをお楽しみいただければ幸いです。